「最近、肩が思うように動かない……」「急に激しい痛みが襲ってくる!」など、更年期に突入した方でこのような問題を抱えている方はいらっしゃいませんか? この症状は五十肩の可能性があります。
この記事では五十肩の症状や予防、対策をご紹介します。
目次
五十肩の症状について
そもそも、五十肩とは、肩甲骨・上腕骨をつなぐ肩関節に痛みが生じることを指します。症状は常に一定ではなく、痛みには期があり、その期ごとに痛みの種類が異なります。それぞれの期について、痛みの度合いと主な症状をご覧ください。
急性期とは
急性期とは、痛みをもっとも強く感じる期間です。特に、肩周りから指先まで激しい痛みを感じます。また、急性期は突然やってくるため、日常生活を過ごしていて、急に鋭い痛みがあることもあります。
痛みの種類は、鈍痛・感覚異常・ズキズキ痛むなどがあり、期間やその時の身体状態によって異なるでしょう。
しばらくすると落ち着くため、できる限りおとなしく、落ち着いて過ごすことをおすすめします。
五十肩の症状がある人の中には、服の脱ぎ着が難しくなる方もいる非常に厄介な期間です。
慢性期とは
慢性期は急性期と比べると痛みの波が少ない期間です。夜間時痛や安静時痛は軽くなります。
ただし、過度に動かしたときに、強いつっぱり感があるため、無理は禁物です。動かせる肩の範囲が狭いため、肩を回す行為(球技や重い荷物の運搬)はおすすめできません。
可能であれば、急性期と同じように安静に過ごしましょう。無理に動かし続けると、肩をさらに痛めてしまい、通常の状態でも痛むようになります。
回復期もある
回復期とは、急性期や慢性期にあった痛みが徐々に回復し、痛みがなくなる期間です。他の期間とはまるで違い、肩を動かしても重いものを持っても痛みを感じません。
ここで気をつけておきたいポイントは、急性期がいつ再び現れるかは分からない点です。
急性期は、急に痛みが襲ってくるため、油断をしていると痛みの波が来ます。
どの期間も安定して、肩を使いすぎないようにしましょう。
原因は肩の炎症
では、五十肩の原因とは何でしょうか。それは、肩の炎症です。肩と腕の付け根の間にある「腱板」に炎症が起こることで、五十肩の症状が現れます。この炎症が起こる原因は、加齢や生活習慣、ストレスという説もあります。
五十肩と肩こりには違いがあるため、その点も覚えておきましょう。何もしていない状態でも鈍い痛みが続くようであれば、それは肩こりです。
肩を動かしたときだけ鋭く痛むようであれば、五十肩であると判断します。
五十肩の予防法
五十肩の症状は、ある日突然なるものではありません。日頃の蓄積が五十肩となって現れます。
肩周りのストレッチで筋肉をほぐす、硬直しないように心がけましょう。肩だけではなく、全身の筋肉をストレッチし、血行を循環させることで、体の巡りがよくなります。
また、「今日は肩を使いすぎたかな?」と思った日は、しっかりと温めて筋肉を緩める方法も効果を期待できるでしょう。
急に五十肩の症状が出ないように、日頃から気をつけます。
五十肩の症状が出た方は鍼灸院へ
もし、五十肩の症状が出た方は、鍼灸院へご相談ください。五十肩は、肩こりとアプローチ方法が違います。鍼灸院で治療することで、痛みの種類や場所を的確に診察し、痛みにあった治療を行えます。
この程度であれば、わざわざ行かなくても。と、考えて自宅でストレッチを続ける方もいますが、早めに治療することで、その後の症状も緩和できる可能性があります。
決して無理に動かしたり、運動を続けないようにしましょう。
まとめ
五十肩の症状や予防法、資料について解説しました。いつも通り生活しているはずなのに、ある日突然痛みに襲われた!と感じる方もいます。
五十肩にならないために、日々のストレッチと温めが大切です。
杏林堂治療院では、五十肩の治療も行っております。痛みの場所や症状をお伺いし、その方に合った治療をご提案いたします。
五十肩にお悩みの方は、ぜひ一度ご来院ください。
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