院長ブログ

肩こりの原因と改善ストレッチ、鍼と整体の違いを解説

肩こりとは筋肉が緊張することで肩から首にかけて、コリ・痛み・だるさが現れる症状です。肩こりの症状に対し治療をせずにいると、コリの範囲が広がったり、痺れや頭痛などの症状が現れたりするリスクが高まります。

そこで、今回は肩こりになる原因と改善ストレッチ、鍼と整体の違いについて解説します。

肩こりから引き起こされる頭痛の原因とは?

慢性的に続く頭痛の多くが「緊張型頭痛」と呼ばれます。後頚筋群・僧帽筋・側頭筋などの首回り、または背中の筋肉が凝り固まることによって神経が刺激され発症すると考えられています。
肩こりは血行が悪くなると起こりやすくなるため、低血圧や高血圧など血圧に異常が生じた際にも肩こりの症状が現れやすくなります。

ここからは、肩こりになる4つの原因について紹介します。

肩の周りの筋肉疲労

人間が座ったり、歩いたりする際には、頭や両腕の重みを肩甲挙筋や僧帽筋などの首回りの筋肉で支えなければなりません。首から肩にかけての筋肉に負担がかかるため、肩こりが発生しやすい状態を生み出します。

また、長時間同じ姿勢のままでいると、同じ筋肉に負担をかけ続けていることになり、血行が阻害されて肩こりの症状が現れます。とくに、パソコンでのデスクワークは頭部が画面に近付いて前屈みになりやすく、前方にずれた背骨に引っ張られて首や肩周りの筋肉に負荷がかかるため、肩こりの症状が現れやすくなります。

不自然な姿勢の継続

不自然な姿勢の継続は、肩こりを引き起こすことに繋がります。

たとえば、ハイヒールを履くことはアキレス腱を緊張させ、つま先立ちの体勢を保ちます。バランスを取ろうと前屈みの状態が続き、首回りの筋肉に疲労が蓄積することが肩こりの原因となるのです。

また、自分に合わない高さの枕を使用していることも、肩こりの原因になり得ます。枕と頭部や頸部の間にすき間ができることが、就寝中の姿勢を猫背のような状態にしてしまうためです。猫背になると肩甲骨が外側に開き、肩が前方に出た不自然な姿勢になるため、肩こりの症状を引き起こしてしまいます。

加齢による筋肉の衰え

加齢により背骨・関節の周辺の筋肉が衰えると、姿勢を維持する力が低下するため、前屈みや猫背の姿勢を取る方が多くなります。

さらに、運動不足であることは骨や筋肉を衰えやすくします。そのため、姿勢を維持する力を早く衰えさせ、体に負担がかかって肩こりの原因を作り出します。
無理のない範囲で適度な運動を心がけることが大切です。

眼精疲労やストレス

肉体的なストレスだけではなく、精神的なストレスが肩こりを引き起こすことがあります。

血管の拡張や収縮は、自律神経でコントロールされています。しかし、ストレスが加わると血管が収縮した状態を作り出し、血行が悪くなり肩こりの症状が現れます。

また、睡眠不足によって疲労が蓄積されることも、肩回りの筋肉血管を収縮させ肩こりを引き起こします。

肩こり改善のストレッチでは、どこをほぐす?

肩こりを改善させるためには、肩甲骨をほぐしましょう。肩甲骨をほぐすストレッチは道具を必要とせず、1分程度でほぐせます。

肘で大きな円を描くように、肩甲骨の動きを意識して回すだけです。簡単な動作であるため、前屈みでの作業を終えた後やデスクワークの合間にストレッチを取り入れ、肩甲骨をほぐし肩こりの改善を心がけましょう。

鍼と整体、肩こりにはどっちが効果的?

鍼治療は、東洋医学の治療法のひとつです。体のツボにステンレス製の鍼を接触させて刺激し、血行を促進させてこりや傷み、痺れを改善へと導きます。肩こりの原因となる筋肉に直接作用するため、即効性を求める方にも根本治療を求める方にもおすすめの治療法です。

一方、整体は姿勢の癖によって現れた骨格の歪みを矯正して、体のバランスを整える技術です。直接コリの部分に触れて筋肉の疲労をほぐしたり、骨格の歪みを矯正したりして血行を改善させ、自律神経を含めた体のバランスを整えます。

まとめ

肩こりは、肩回りの筋肉が緊張や血行不良によって起こるコリや痛みです。
日常的に適度な運動や肩甲骨剥がしなどのストレッチを生活に取り入れると、症状の緩和や肩こりの予防が期待できるでしょう。
しかし、慢性的に続く肩こりや頭痛に悩まされている方には、鍼治療がおすすめです。杏林堂治療院は仙台駅の中央②番出口のエレベーターから、左方向徒歩1分に位置します。
当院では肩こりの他にも腰痛や不妊治療も行っています。
ベテラン女性鍼灸師が在中しているため、女性にも安心して施術を受けていただけますのでお気軽にご相談ください。

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