身体に触れるだけでお子様の脳からは安らぎを与えるホルモンが活発に出てきます。優しく抱きしめるだけで子供は元気になるものです。
この時最も治療効果の高かったツボを昔の人々は経験で体得していました。それを体系化したものが小児はりです。 月初めに小児はりをしておくと、その月は無病で健康にいられるとして活発に小児はり治療が行われてきました。
小児は大人に比べて気の動きがとても早く少しの治療で効果が大きく現れます。夜泣き,疳の虫,おねしょは病院でもなかなか解決できませんが鍼灸治療で驚くほどの効果が期待できます。また治療を継続していくと,情緒が安定し育てやすくなりますし,知脳が発達して頭の良い子に育つとも言われてます。
- 治療中でも笑ってます
- 帰りはいつもニッコニコ
夜泣きでお悩みの方
赤ちゃんが良く食べ,眠り,元気に泣いていれば心配はいりません。6ヶ月頃から「夜泣き」をおこす赤ちゃんが多くいます。原因ははっきりしていませんが,知能の発達や睡眠のバランス昼間のいろいろな刺激が関係しているようです。
夜泣きは赤ちゃんが成長すれば自然に治まりますが,その間赤ちゃんと長く過ごすお母さんは大変です。身体に優しく効果の早い鍼灸を是非お試し下さい。赤ちゃんの体質を強くし体調も整えます。

お母さんに抱っこされたままでも大丈夫
疳の虫でお悩みの方
小児神経症ともよばれ,キーキー声,物を投げつける,噛み付くなど、乳児特有のストレス症状を一般に疳の虫と言ってます。子供は母親の胎内から出たときから自立心が育ち始めます。心の成長と身体のバランスが取れてれば良いのですが、心では出来ると思っても,まだ体が成長していないためうまくできないことが多々あります。体の成長よりも心の成長がが早く、周りの大人にうまく伝えられないためイライラして疳の虫がでます。放っておくとそれがストレスとなり脳の成長を妨げることにもなります。またご両親にもおおきなストレスとなり余計にお子様に悪影響を与えてしまいます。この疳の虫にも鍼灸は大変な効果が期待できます。

当院で使用している「小児鍼」」です 軽く撫ぜたり押さえたりするだけで痛みはありません。
おねしょでお悩みの方
夜尿症とは4~5歳以後に少なくとも月1回以上のおねしょがあるものをいいます。5歳児で10~15%、10歳児で7%程度みられ,どの年齢においても男児が2~3倍多いことが知られてます。
夜尿症のお子さんは,排尿の日内リズムが未熟である為,夜間睡眠中の抗利尿ホルモンの増加が悪く尿量の減少が不十分だったり、自律神経のバランスが未熟で膀胱容量の増加が不十分なため夜間睡眠中に容量以上の尿ができ睡眠中に尿意が発生します。子供は生理的に眠りが深いため,この尿意では覚醒することができず夜尿をしてしいまいます。
京都府立医科大学泌尿器科の小児泌尿器科疾患のページでも「仙骨部のツボを刺激すると膀胱容量が増えることが判明しており、週一回の治療で効果があります」と記載されています。それだけではなく鍼灸治療は身体の成長のバランスを整えるとともにストレスの解消にも効果がありますのでお子様にも喜んで治療が続けられます。